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うつ病の治療法

うつ病の治療には、休養・薬物療法・精神療法という組み合わせで行なわれます。
多くの場合、仕事などのストレスの原因から遠ざかり、心身ともにゆっくりと休養することを指示したうえで、抗うつ薬の服用をすすめ、薬の効果が確認されたら本格的に精神療法へと移行します。

休養

うつ病の患者は「周囲に迷惑をかけられない」という気持ちの強い人が多く、仕事などを休むことに難色を示しがちですが、思い切って休み心身の休養を取ったほうが短期間で治療でき回復を早めます。

薬物療法

うつ病になるきっかけが、解決困難な何らかの問題であったとしても、その問題へ対処するために、まずは抗うつ薬によって心のエネルギーを回復する必要があります。
うつ病では思考のスピードが顕著に低下してしまい、悲観的な思考パターンが頭を支配するので、問題を解決しようと無理に心のエネルギーを費やすことで、かえってうつの症状が悪化してしまうことがあるのです。
抗うつ薬は最近では効果が高く安心して服用できるものが使われています。
抗うつ薬の原理は、即効的に気持ちを高揚させるのではなく、気持ちの病的落ち込みと深く関連している、脳内の神経伝達物質系の働きを調整する事にあります。治療薬の効果が感じられるまで、通常、一週間近くかかるので、焦りは禁物です。
薬の副作用が疑われる症状(口乾、便秘、排尿障害、尿閉)が現れたら、自分で中断せずすぐ医師に相談しましょう。
また、症状がよくなったからといって自己判断で服用を中止すると、症状の悪化を招く例もあります。

精神療法

医師と患者が繰り返し面接を行い、患者が抱える悩みや不安を取り除いていくのが精神療法です。
話す事はそれ自体に気持ちを楽にする効果があります。さらに精神療法・心理療法の場合は、うつの症状を悪化させている、思考に潜んでいる不合理性などの心理的要因を見きわめることができるのもポイントです。
明らかになった原因に対処する事によって、抗うつ薬による治療との相乗効果を得られ、うつからの回復を早める事ができます。
しかし、治療を始めた初期の頃は面接をし、一緒に考えたりすることがかえって患者にとって負担になりかねません。十分に休養し、薬の効果がある程度現れてから始めます。
患者さんは医師やカウンセラーに相談することで考え方を少しずつ変え、柔軟性をもつようになることから、うつ病を治したり、再発を予防したりすることにつながります。

入院

もしも、自殺をほのめかすなど、本人の生命を害するようなリスクがある時や、自分では日常生活に必要なことができないほど、うつの症状が深刻なときは入院が望ましくなります。

うつ病は早期に治療を受ければ、比較的容易に回復できますが、未治療のまま放置されると、自殺の可能性もある深刻な病気へと変わってしまいます。
うつ病から回復する為には治療が不可欠なのです。